土地建物豆知識☆『家族信託』って何?

最近耳にする家族信託って皆 様はご存じですか?

これは高齢者らが持つ預貯金や

自宅不動産などを家族らに託す仕組みです。

親子間などで契 約を結ぶもので民事信託とも呼 びます。

信託銀行や信託会社が扱う商事信託とは

基本的に違うものです。

死後に遺産をどう扱うかを示す遺言も大切ですが、

長寿化の今、80代後半になれば

約40%が認知症になるとの 研究もあります。

家族信託は、存命中に自分で

資産管理が難しくなった時の備えとして注目されています。

親が認知症になる前に契約しておき

もし発症したら、子の判断 で親の家を売り、

介護施設の費 用などに充てることも出来る。

金銭的なメリットに加えて、

親の家が空き家になるのを防ぐ効果も期待されています。

ただ家族間の契約といっても

通常は報酬を払って司法書士ら の支援を受けます。

報酬に見 合った効果があるか、

契約内容 の細部をどう詰めるかは注意が必要です。

まず制度の存在を知り、

親子で時間をかけて検討す ることが

不安軽減の第一歩と言 えます。